周南市の臨海部には、石油(有機)化学をはじめ、無機化学、鉄鋼、セメントなどの多彩な基礎素材型産業が集積し、全国有数のコンビナートが広がっています。
ケミカル分野においては、オレフィン系の有機化学と苛性ソーダの生産を軸とする無機化学が融合した複合化学コンビナートがあり、主にB to B製品と呼ばれる多種多様な中間原料が生産されています。製品としては、高機能材料や合成ゴム、プラスチック素材、電子部品・半導体用素材などの高付加価値な素材を供給しています。また、鉄鋼分野ではナフサ分解の副産物等を燃料、副生水素を還元剤として利用し、ステンレス鋼製品が生産されています。
ナフサ分解炉(出光興産(株))
ブタジエン抽出塔(日本ゼオン(株))
セメントキルン((株)トクヤマ)
塩山(東ソー(株))
転炉(左)・連続鋳造設備(右)(日鉄ステンレス(株))
転炉(上)・連続鋳造設備(下)(日鉄ステンレス(株))
周南コンビナートの製品と最終製品例
合成ゴム
日本ゼオン㈱
グリップ力や耐摩耗性に優れており、工業製品に幅広く使用されています。
最終製品例
タイヤ
ペースト塩ビ
東ソー㈱
消しゴムやおもちゃ、壁紙など身近な製品の原料として使用されています。
最終製品例
消しゴム
おもちゃ
高純度多結晶シリコン
㈱トクヤマ
スマートフォンや電気自動車などに欠かせない半導体チップ基盤のシリコンウエハーの原料として使用されています。
ステンレス鋼
日鉄ステンレス㈱
自然環境でも劣化しにくく、錆に強いステンレス鋼は屋根材(写真:周南市美術博物館)や冷蔵庫、システムキッチンなどに使用されています。
最終製品例
スマートフォン
電気自動車
最終製品例
冷蔵庫
システムキッチン
製品ができるまで